投薬開始

投薬、約1週間後…すごい!すばらしい!あきらかにエデの散歩態度がちがうのに驚きを隠せない。
いやいや、ずるずる歩いてた距離をルンルン♪と足取り軽く歩くんです。それどころか、走るんです。いやぁ、びっくり。
そして驚いたのがおしっこ。これが凄いのだ…いったいどんだけするのだって位、する。とにかく最初に2分ぐらいひっきりなしに
出る……足下に水たまりができる位。あまりの量になにか副作用かとおもって検査してもらうが、何も出ない。
後でわかったことだけど、要するに浮腫んでいた水分が出てたんではなかろうか。と。飲量も非常に多かったので+−はゼロなんだけど
とりあえず、痩せたように思えないのに(逆に逞しくなった感じがする)体重は下降一方だし。
その後も続々とびっくりすることが…投薬2週間後。腰付近の皮膚がずるずるに剥けてくる。剥けてくると言っても日焼けの皮膚が
捲れる、みたいに薄皮が一枚ペリーッと剥がれるのだ。それが広範囲にわたって。
それが全部黒い皮膚。エデは地肌が白黒斑のダルメシアン模様なので地黒だと思ってたところがぺりーってなってその下から
綺麗なピンクの皮膚が覗くんです。シャンプーしてやると覿面。もう面白いように捲れる……
そして何より、下痢が止まった…試しにおそるおそるドッグフードを1年ぶりくらいに食べさせたけど、何も起きない。
1ヶ月に18kg袋を消化するのに、投薬してから一ヶ月もかからなかった…下痢も甲状腺の症状に絡んで出ていたのが明らかの模様。
皮膚も捲れ途中で痒みがあるのか、掻きむしって丁度アトピー肌のようになって血まみれになったこともあるけれどかゆみ止めを飲んで
掻きむしらないようにして過ごす。
この数ヶ月で改めてホルモンのすごさを怖さを知る。
『甲状腺機能低下症』と言う病名が発覚してからいろいろ調べて判明したこと。病気がわかりにくいこと。わかりにくい一点に
老化現象に似ているので老化として片づけるオーナーが多い
ってこと。いやぁ、まさに、下痢としっぽの件がなければ『老化』と思ってました。散歩の足がとろくなったり冬場寒がったりひなたぼっこで
うたた寝が多いなんて…普通だと思ったもの。



皮膚再生へ…

投薬後2ヶ月検診をすませて投薬量が安定してると言うことで投薬も続ける…でその間もエデの大変身は続く。
いつの間にか、尿の量は平均にもどっていた。あまり記憶にないけど、気にならなくなっていた。
皮膚のべりべりが一段落したと思ったらごっそごっそと毛が抜ける。それはもう束で。禿げる?とともったのもつかの間、その下には
とても手触りのよい毛が密集して生えていた。どうも毛が薄いな…栄養不良かな、そのせいで毛もごわごわなんだわ…というのは
どこいったのと言うぐらいすべすべふわふわの毛皮。さすがに生えたてなので長さは短いのだけど、それがまた幼犬のようで。
もう一度あの幼犬の手触りを楽しめると思わなかったので短いひとときを堪能しました。
特にしっぽの大変身は凄いモノで…同じしっぽとは思えないものが凄いスピードで再生しました。

2000年9月に投薬を開始してから、半年でほぼ脱皮(!)は終了し、2001年2月に半年チェックを済ませて数値安定が判明
したのでそれ以降目立った変化はありません。毛が増え続け、ボルゾイ本来の姿へ日に日に変身されるだけです(笑)
いや、笑ってられるのは今だからこそ、ですが。いやぁ、毛がある程度伸びてゴージャスになった、と思っていても今、新たに
写真を撮ってその当時と比べると明らかに当時はまだ見窄らしいんですね…写真というのは長期に渡って、変化を見るのには改めて
よいモノだと実感しました。

ちなみにエディが飲んでいる薬は
発覚〜2001年4月まで帝国臓器のチラージンS50を朝晩9錠←バリ高!保険が利かないと日本の薬はつらいです
2001年4月〜現在までSYLOXIN←先生がエデのためにアメリカから輸入してくれてる薬。飲む量も値段も1/4♪

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