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甲状腺機能低下症とは。 甲状腺からは二つのホルモンが分泌されています。サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)です。 甲状腺機能低下症はホルモンの生産が不足している・体のホルモンの消費量が異常に多いなど正常に必要な量の 甲状腺ホルモンが不足している場合に発症します。このホルモンは体の恒常を保つ働きをしています。 なのでこの不足した場合には、心血管系、神経筋肉、血液、免疫、内分泌、生殖器系など、の変化を 伴う内臓疾患を起こしたり、新陳代謝の低下による、皮膚疾患などが症状としてでます。 なので、運動の力の低下、良く眠る、寒さに弱くなる、毛質が変化する、脱毛する、良く皮膚の細菌感染をおこす、 ふけが多いなど皮膚症状が頻発したり、雌では、正常な発情をせず、受胎率が下がる場合があります。また、雄では 睾丸が萎縮したりする、などの兆候が現れると一度検査をする方がよいらしいです。 よく見られる皮膚症状として身体全体、とくに下半身に脱毛が見られたり、左右対称の脱毛が見られたりします。 皮膚が黒ずみ厚く硬くなったり、乾燥したフケがみられたり油っぽく湿っていたりと症状は様々です。またラットテール症と いわれるしっぽの脱毛もよく出ると言うことです。 |
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日本ではシェルティと柴犬によく発見されるらしいがそれ以外は中型・大型犬でしかも中年以降の年齢の犬に 発症することが多く、症状からも単なる『老化』として適切な治療をせずに天寿を全うできない犬も多いらしいです。 また、若い犬でもダックス、ヨークシャ等では結構出ているらしく、これは「毛が薄い」ということで検査して 発覚することが多いとのことです。 最近は、適切な検査を受けることもできるので、気になる諸症状があれば、一度、主治医で相談されてはいかがでしょう? 治療も完治はまず、あり得ないということで(なんでも5%以下らしい)そう聞くと不治の病ですが、 足りないホルモンを経口投与するだけでホルモンは補われ、他の健康体の犬と何ら変わらない生活を送れるので発症しても 悲観することはありません。 原因もはっきりしないので予防法はないですが、遺伝なども考えれるようですが、先天性のものでない限り、考えにくい とのことです。 |
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